WARADANLOG(ワラダンログ)

ダンゴムシ・ワラジムシの専門ブログです。

【冬のお悩み】ワラダン飼育の寒さ対策について解説

本ブログではペット用のダンゴムシとワラジムシ
通称『ワラダン』魅力飼育情報について発信しております

この記事はおよそ5分でお読み頂けます

ワラダン飼育者を悩ませる季節…『冬』

いやー年明けの投稿で今更ではあるんですが、めちゃくちゃ冷え込みましたね。

かくいう私は都内在住なので、まだ東北や北海道の方達に比べれば暖かい方かもしれませんが、
冬はこれからが本番、1月下旬から2月下旬の猛烈な寒波が押し寄せると考えれば

結局どこに住んでいようが考える事はただ一つ。

飼っているワラダン、寒さにやられちゃわないかな?

これですよね。

というのもこれまでワラダン飼育を始める方に色々と質問を頂く事がありましたが、
その中でも冬の過ごし方に関する質問はとても多かったです。

なので今回は、ワラダン飼育における寒さの影響やその対策についてお話させて頂きます。

それでは早速いきましょう!

ワラダンは『基本的』には寒さには強い

まず前提として、ワラダンは寒いのと暑いのなら、暑い方が苦手です。

彼らにとっての適温は20~25℃辺りですが、
真冬の朝などで室温が3℃前後になっていても
特に落ちてしまっている個体は見受けられませんでした。

なので室内飼育であれば、『常にヒーターをきかせていないと全滅する』みたいな事には
ほぼほぼなる事はないと考えて大丈夫です。

ですが、室温が氷点下を下回る様であれば、対策は必要かもしれません。
(筆者の地域では未体験なのでなんとも言いずらいですが)

なので爬虫類や熱帯魚飼育に比べるとワラダン飼育は寒さには強く、
余程室内が長時間冷え切らない限りは問題ないと考えて大丈夫です。

暑い地域原産のワラダンを飼育している場合は注意

上記で『基本的』にと書かせて頂いた理由がこちらになるのですが、

飼育されているワラダンはほとんどが海外産であり、
スペイン、タイ、ベトナムインドネシア産地は様々です。

なので元々が年中暑い地域に暮らしている種の場合は、
低温下で調子を崩してしまう可能性が高いので注意してください。

もし飼育中のワラダンがどこ産なのか分からない方は、
ネットで『○○ 原産』等で調べてみると意外と見つかるので調べてみてください。

一応、私が飼育しているもので「この子達は寒さに強い」といえる種は

オカダンゴムシ、コシビロダンゴムシ、ハナダカダンゴムシ、ワラジムシ、クマワラジムシ、オビワラジムシあたりですかね。

上記の仲間の種であれば大丈夫かと思います。

逆に言うとネッタイコシビロ系や、特にメルラネラ系は要注意って感じですね。

とはいえ、適温を保つメリットは多い

はい、これは当然っちゃ当然ですが。
ワラダン達が活動しやすい温度に保っておく方が良いのは間違いありません。

理由は、温度が低いほど活動が鈍り、産卵の頻度が減るからです。

種類によっては冬中は全く子供が生まれないという状態にもなるので、
なるべく繁殖を促したいのであれば寒さ対策が必要です。

ちなみに、ワラダンも自然界では冬眠すると言われておりますが、
ワラダンの冬眠はただ暖かい場所に集まってじっとしているだけです。

クマの様な哺乳類の冬眠と違って基礎代謝を下げたり、生理活性化を抑える様な身体を変化させている訳では無いので、冬眠による身体への負担というのは考えなくても良いと思います。

とは言え寒くて動きが鈍るのは間違いないので、
出来れば暖かい場所で飼育してあげるのが良いですね。

一番のオススメは小動物用のパネルヒーター

寒さ対策としてのベストは、飼育部屋全体をエアコンで温める事ですが
電気代がかさみ過ぎてしまう問題がありますよね。

そこで、オススメなのが爬虫類用のパネルヒーターです。

1000円台で買えるものも多く、電気代もほとんどかかりません。
私が使用している以下の商品では使用電力4W相当で、24時間つけっぱなしでも電気代約2円です。

コンセントに挿してケースの下に入れておくだけで自動で温度調整してくれます◎

初期の購入コストは少々ありますが、買って損は無いかと思います。

一点だけパネルヒーターで気にして欲しい所で、
床材の湿度が高いケースで長時間使用しているとケース内に結露が発生します。

あまり蒸れすぎるとワラダンに良く無いので
見つけたらタオル等で結露をふき取る様にしてください。

※エアコンはコレが起きない為、最強の対策法になります(電気代を無視すれば)

ヒーター無しで出来る寒さ対策

先ほど紹介したパネルヒーターですが、沢山の種類を飼育している場合や、
都合でヒーターが用意出来ない場合等もあると思いますので、

ヒーター無しですぐに実践できるオススメの寒さ対策法を紹介いたします。

①ケースを床に直接おかず、棚やラックの上など高い位置に移動させる。

暖かい空気は上に流れる性質がある為、実は同じ室内でも足元付近と頭付近では温度が結構違います。ちなみに床面と天井部では10~15℃の温度差が出来るそうです。

そのためなるべく高い位置にケースを移動させるだけでもある程度の寒さ対策効果が見込めます。

また、熱は床を通じて逃げて行ってしまう為
床に直接置くのではなく、必ず何かを挟む様にしましょう。

ちなみに我が家ではこの様なラックを使ってワラダンケースを並べております。
沢山の種類を飼う場合や、餌や床材等をまとめて管理出来るのでとても便利です。
(小動物飼育者の方は大体ラック管理をしているはず…)

②夜~明け方の間だけ毛布などで覆う

通気性が落ちてしまいますが、冷え込む間だけ毛布で覆うのもありです。

余程繊細な種でない限りは、これが原因で死んでしまうといった事はないはず…。

過去に実践しましたが、特に毛布を覆った間だけ
ワラダンが落ちやすいといった事はありませんでした。

ケースを覆う事で暗闇が作れるので、ワラダン達にとっては
安心出来て活動しやすい空間にもなります。

飼育している種類が少なければ十分こちらで対応出来ると思います。

まとめ

今回はワラダン飼育における寒さ対策についてご紹介させて頂きました。

基本的には寒さに強いワラダン達ですが、冬季の活動・繁殖低下防止や健康の為にも
なるべく暖かい環境で飼育してあげる様にしてください。

エアコン以外ではパネルヒーターは非常にオススメで、
ラック管理は寒さ対策以外にも利点が多いので
まだ試されていない方であれば検討してみてください。

ここまでお読み頂き、有難う御座いました!
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