WARADANLOG(ワラダンログ)

ダンゴムシ・ワラジムシの専門ブログです。

【カビ?】腐葉土飼育で必ず一度は経験する『白いふわふわ』について解説します

本ブログではペット用のダンゴムシとワラジムシ
通称『ワラダン』魅力飼育情報について発信しております

この記事はおよそ4分でお読み頂けます

腐葉土に発生する『白いふわふわ』について徹底解説します

どうも、イッシキです。

本日はワラダン、カブクワ飼育等、腐葉土を使った生体飼育の経験がある方なら
ほぼ全員が経験があるんじゃないかと思われる

土に発生する『白いふわふわ』について解説していきます。

この物体の正体ワラダン達生体に悪影響があるか等

気になる部分を重点的に解説していきますので、是非ご覧ください。

『白いふわふわ』の正体

まず初めに結論から言いますと
白いふわふわの正体は腐葉土に棲む細菌(放線菌)』です。

腐葉土の中には沢山の土壌微生物が住んでおり、これらを一般的に土着菌と呼びます。

土着菌の中でも特に放線菌と呼ばれる細菌は、通常、土の中で眠っているのですが
土に栄養が増えたり湿度が上がったりと、
一定の条件が揃うと菌糸を伸ばして生育する特性があります。

これが、白いふわふわの正体です。

農耕等、土壌に詳しい方の中では『はんぺん』と呼ばれており

ネットで「土 はんぺん」等と検索しても情報が沢山出てきます。

この後改めて説明しますが、栄養豊かな土の証拠でもあり、決して悪い物ではありません。

なのでふわふわが発生してもすぐに取り除く必要等はありませんので
ご安心ください。

ちなみに、カビかどうかで言うと、カビです。

カビというのは菌の集まりの総称を指すので、放線菌の塊はカビと呼んでも正しいです。

カビと聞くと印象が悪いしれませんが、良いカビと危険なカビがあるので
必ずしもカビが悪いものではありません。

人間と一緒です。多種多様です。

生体への影響について

先述の通り、栄養豊富な土壌に発生するものであり、生体に危害を及ぼす物質ではありません。

なので、基本的には悪影響はありません。
実際、私の飼育下でも白いふわふわが発生したケースで普通にワラダンは繁殖しましたし、
なんなら餌になっているんじゃないかな…?とも思っています。

ただし、増えすぎていたら取り除きましょう。

どんなものでもありすぎると悪影響です。
ケース全体をふわふわが埋め尽くしてしまうと、
ワラダン達が身動きが取れなくなってしまう可能性があります。

ふわふわに絡まって落ちている子は見たまだ見た事ないのでそこまで心配はいりませんが

「増えすぎて身動きとりずらそうだな…」と感じたら取り除きましょう。

大抵の場合は、また発生するので定期的に取り除く事になるかと思います。

『白いふわふわ』対策~発生させない為には~

そもそも、この白いふわふわこと「放線菌」は
栄養豊富で、適度な湿度があり、通気性の良い環境で生育する為

腐葉土をセットして間もない内は特に発生してしまうものです。

逆に言うと、ある程度時間が経つと土壌環境が落ち着いて来て
自然にふわふわが無くなっていきます。

経験上、これは『放線菌』以外の細菌やワラダン、トビムシ等の
他生物の活動が盛んになる事が影響している可能性が高いです。

なので、白いふわふわが増えすぎて困っている方は、

ケース内のワラダンの量を増やしたり、
トビムシを一緒にケースに入れてあげる事をお奨めします。

特にトビムシは飼育環境の良し悪しを見る指標にもなるのでオススメです。

あとの対策としては、白いふわふわが発生した部分をそのまま土にひっくり返して埋めてください。

地表は通気性が良く酸素が多いので生育しますが、土に埋めると自然と分解されます。

いずれにせよ、土を入れ替えたりとか、こまめに取り除く必要はありませんので
ご安心ください。

まとめ

今回は腐葉土飼育でほぼ必ず経験する『白いふわふわ』について解説しました。

大事な所をまとめます

正体は「腐葉土に棲む『放線菌』」で、はんぺんとも呼ばれている
栄養豊富な土の証拠でもあり、ワラダン達生体に悪影響を及ぼす物質ではない
トビムシを入れたり、ワラダンの活動が盛んになれば自然と消えていく

おそらくカビだと思って不安に思われる方もいらしたと思いますが、
カビっちゃカビですが、良いカビなので問題ないという事だけ覚えて頂けたらと思います。

これからも安心して腐葉土飼育を続けてください!
ちなみに、ココピートを床材にすると全然発生しなくなりますので
どうしても気になる方はココピートもオススメです!

ここまでお読み頂き、有難う御座いました!
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