腐葉土飼育につきまとう悩みの種…『ダニ』
どうも、イッシキです。
ダニ………うぜぇ。
某有名漫画○ンパンマンの台詞が飛び出した所で
ついに我が家でも再発してしまいました。
定期的に来るんですよね、ダニの大量発生。
ワラダン飼育者は当然のこと、カブトムシ・クワガタ等腐葉土で生体を飼育している方なら
一度は頭を抱える問題ではないでしょうか?
という事で今回は、床材に発生するダニをテーマに
発生原因、対策、生態に影響があるか等についてまとめさせて頂きました。
今飼育中の方は勿論ですが、これから飼育を始める方も是非ご覧ください。
そもそもコイツって何ダニ?
何ダニ?っていうとなんだか語尾みたいで「中部の田舎出身?」と聞き返したくなりますね。
冗談はさておき、やはり対策を練る以上は何のダニが発生しているか把握したい所…。
ただ、残念ながらダニの同定はなかなか難しく、
めちゃくちゃ調べましたが、何というダニかを断定する事は出来ませんでした。
というのもダニは種類が2万以上あり、土中に生息するものでも何千種類もいるらしいのです。
パッチールの柄かよ…
ただ一応ある程度は種類を絞る事までは出来まして、
恐らく本記事のサムネにも載っているこの白いダニの正体は
ササラダニやコナダニの一種である可能性が高いです。
(ちなみにカブクワの身体に寄生するダニには、コナダニやイトダニの可能性が高いようです)
まぁ、種類は断定出来ずとも
どんなダニでも対策は同じですのでご安心ください。
ダニの発生原因
ダニの発生原因についてですが、ほとんどの場合が床材にもともと混入していたダニの成虫や卵が繁殖して目視できる数まで増えてしまうというパターンです。
また、外部から床材に混入してしまう事もあるようです。
室内に生息していた成虫が入り込んで来る他に、ダニの卵は非常に小さく軽い為、卵が空気によって流れて来てしまう事もあるようですね。
布団や衣類、特にコナダニなんかは食品にも湧いたりするので、
それと似た様な経路で床材にも侵入出来てしまう訳ですね。
ダニによる生体への影響について
基本的にはダニそのものが生体に害を及ぼす事は無いとされています。
なので、飼育ケースにダニがいても少数であれば無視しても問題ありません。
しかし、ダニが大量発生してしまった場合には注意が必要です。
例えば、カブトムシやクワガタの場合は寄生され過ぎると
気孔が塞がり窒息死してしまう場合があります。
ワラダンの場合は寄生される事は無い(はず…)ので窒息は心配ありません。
ただ、私の飼育経験上、ダニが大量発生しているケースでは
上手くワラダンが育ちません。
理由は不明ですが、ダニが大量発生している時に子供が生まれずらく、逆に言えば調子よくワラダンが育っているケースにはダニが大量発生していない傾向が間違いなくあります。
ダニが繁殖しているせいで環境が悪化し、ワラダンが調子を崩すのか
環境が良くないからダニが繁殖するのか…
どちらかは分かりませんが、いずれにせよダニが大量発生した際には手を打つ必要があります。
ダニの対策
まずは初期の混入を防ぐ為の方法についてです。
床材を冷凍する
これは割とカンタンかつ効果も高いのでオススメです。
方法としては冷凍庫に使用する床材を入れ1~2日置くだけです。
ダニは乾燥に弱い為、基本的に床材に混入しているものはこれで処理できます。
使用する際は冷凍庫から出して1日程度自然解凍させてからにしましょう。
ちなみに僕も新しく腐葉土を購入した際は使用前に必ず冷凍処理をしています。
床材を加熱する
こちらは手間こそあれど、殺ダニ効果MAXの方法になります。
方法としてはレンジでチン、もしくは鍋に床材を入れて炒める。
レンチンの場合の加熱時間やワット数は床材の量によるので一概には言えませんが、
チンした後に触ってみて、「アツ!」となるまでは加熱した方が良いです。
ハンバーグ同様、床材の場合も内部まで熱が通ってない事がある為、
加熱が甘いと殲滅しきれない場合があります。
また、レンジの加熱だと床材が蒸れるので、そのあとによく乾燥させないとカビが生える事があります。
土に生えるカビの多くは生体へ直接毒にはなりません。
がしかし、見た目が悪いのと、こちらも生えすぎるとダニ同様に悪影響があります。
また、鍋で炒る方法ですが、こちらはレンジと違って蒸れないのと、熱の通り方が段違いなので基本的に殲滅できますし、蒸れるどころか土がカラカラになるのでカビの心配もありません。
土中の良い菌や微生物なんかも全滅する所はマイナスポイントですかね。
ただ、それらが無い床材でも飼育は十分可能ですので特に気にし過ぎる必要はないかと思います。
一番大きな問題は、土を炒る様の鍋を用意するか、普段使ってる鍋で土を炒って良いか同居人への許可を得るハードルです。
無断でやるのはやめましょうね。
「あれ、この野菜炒め…いつもより大地を感じる…」
とか言われてしまうかもしれません。()
次に、ダニを発生させずらくする為の対策を紹介します
ココピート(パームマット)を使用する
ダニは腐葉土を餌とする為、腐葉土飼育の際に繁殖しやすいという特徴があります。
なので、原料がヤシの木であるココピート(パームマット)を使用する事で、ダニの発生を抑える事は出来ます。
私は過去にココピートのみで飼育した事がありますが、ダニが大量発生する事はありませんでした。
ただし、餌やワラダンの遺骸等に発生する事はあります。
本当に厄介なやっちゃ…。
注意点:床材を乾燥気味にしても大量発生する場合がある
ダニが乾燥を嫌うので、ワラダン達に害の無い範囲でケースを乾燥させるという対策はあるっちゃあるのですが、思ったより効果は薄く、乾燥気味でもダニが繁殖する事があるのでご注意ください。
確かに、湿度が高いと発生しやすい傾向はありますし、乾燥していると大量発生とまではいきませんが、思ったより湧きます。
うちで飼育しているボリバリ―ユーレイワラジムシのケースは、かなり乾燥させているにも関わらずそこそこ繁殖した事がありました(半ギレ)
まとめ:ダニ対策は冷凍処理+ココピートの併用がオススメ
今回は飼育中に発生するダニについてまとめさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
対策方法は色々ありましたが、個人的には手間のかからない冷凍処理で初期の混入ダニを始末し、
ココピートを床材に混ぜる事で繁殖を抑えるのがオススメです。
いずれの方法にせよ、完全に防ぐ事は難しいと考えておくのが無難です。
ひとまず、ダニにお悩みの方へお役に立つ情報を少しでもお届けできた事を願いつつ
本記事を締めさせて頂きます。
ここまでお読み頂き、有難う御座いました_(._.)_
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