ダンゴムシの違いが分かる人って大人っぽくて素敵ですよね。
どうも皆様、一色です。
普段生活していると、色々なささいな疑問が頭に浮かびますよね。
空は何で青いんだろう?
とか
何で海水はしょっぱいんだろう?
とか
オカダンゴムシとコシビロダンゴムシの見分け方って何だろう?
とかね。
半分冗談ですが、この記事を読んでいるという事はもれなく皆さんダンゴムシ好きだと思いますので、きっとこの内容に興味を持ってくれているはず…!
この両種の判別って意外と難しいんですよね。
コシビロダンゴムシなんだから腰が広い奴だろと思うかもしれませんが、意外とそんな事ありません。見たって全然「腰、ひろ!!」って思えないはずです。
それにそんな事言い出したら、陸にいるダンゴムシは全てオカダンゴムシになりますからね。
という事で、今回はオカダンゴムシとコシビロダンゴムシの見分け方について解説していきます。
誰でもわかる見分け方を紹介しますので、ご安心ください。
この記事を読み終わった頃には、皆様は立派なダンゴムシ博士になっている事でしょう!
※ちなみにサムネイル右側のダンゴムシは厳密にはネッタイコシビロダンゴムシ属です。
コシビロダンゴムシ属ではないですが、見分け方は同じですのでご安心ください。
(単純によく撮れたのでサムネにつかっちゃいました…)
一番早いのは「尾肢(おしり)」を見る事!
先に結論から言ってしまうと、尾肢(おしり)の形を見るのが一番分かり易く確実です。
そもそも尾肢とは?という方も多いと思いますので説明します。
まずダンゴムシは節足動物に属する生き物で、『体節』と呼ばれる節と『付属肢』という足で出来ています。
節は全部で14個あり、内訳としては頭部で1つ、胸部で7つ、腹部に5つ、尾部に1つです。
その内の胸部の節に1対ずつ足が生えているので、ダンゴムシの足は7対で合計14本あります。
そして、尾部の部分に尾肢がついており、この尾肢の形がオカダンゴムシとコシビロダンゴムシで大きく違うのです。
見てもらった方が早いですのでまずはこちらをご覧ください。
次に、こちらを見てください。(比較しずらい写真ですみません…)
ね?全然違うでしょ?
オカダンゴムシの仲間は尾肢が逆三角形の様な形をしているのに対し
コシビロダンゴムシの仲間はくびれがあるひょうたんの様な形をしているのです。
サムネイルの写真のダンゴムシも見てみましょう。
完全に尾肢がくびれていますよね?
見事な逆三角なんです。
素材は全て私が用意しているものなのでちょっとみづらいのは申し訳ないのですが、
これらの写真で両種の違いは分かって頂けたかと思います。
オカダンゴムシは逆三角、コシビロダンゴムシはくびれ。
しっかり覚えましょう。
語呂合わせも考えてみました。
『丘の上で三角おにぎり。コシビロファッション、ギャルのくびれ。』
いかがでしょうか?もし良ければ使ってください。
これでもし理科のテストで「オカダンゴムシとコシビロダンゴムシの違いを答えよ」という問題が出てきても安心ですね。
他の見分け方もあります
尾肢にくらべると見分けるのが難しいですが、比較的に分かり易い部分では
以下の様な違いもあります。
・腹部にある偽気官(白い粒のようなもの)の数
⇒オカダンは2対4個、コシビロは5対10個です。
・体の縁部分の形
⇒オカダンはギザギザしているが、コシビロは丸っこい
※ネッタイコシビロ系は丸っこくないが、オカダンに比べて明らかに縁が反っています。
調べてみると他にも細かな違いはあるようなのですが、肉眼では分かりずらいものや例外の種とかもいるようなので、基本は本記事で紹介したもので見分けると確実かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオカダンゴムシとコシビロダンゴムシについて紹介しましたが、
ダンゴムシの種類は他にもまだまだ沢山いるので、もし興味を持って頂けたらぜひ調べてみてください。
自分の勉強にもなるので、今後もダンゴムシやワラジムシについて、飼育方法の紹介以外の記事も沢山書いていこうと思いますので、次回もお読み頂けたら嬉しいです。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました_(._.)_